30歳リーマン、趣味で勉強する

日本語検定→1級準認定 続いてスペイン語、ゆくゆくは漢検も

スペイン語#49 現在完了・過去完了の総復習+過去時制との使い分け

サワノです。スペイン語、やっていきます。

今回は前後編の後編のような立ち位置。完了形を復習していきます。
前編はこちら

sawano-study.hatenablog.com

前編では、点過去と線過去という2つの過去形を復習しました。
大きく分けて「動作完了」なのか「継続・背景」なのかという視点で比較できましたね。
今回はその続きとして、「現在完了」「過去完了」にフォーカスを当てます。いずれも過去と関わりのある時制ですので、まとめて整理して理解を深めましょう。

 

まず、現在完了・過去完了ともに#31で学習済みです。
こちらも併せて見ていきましょう。

sawano-study.hatenablog.com

 

現在完了の復習

まずは現在完了。「現在とつながりがある、完了した出来事」を表します。
英語の"have+過去分詞"のように、
西語では"haber+過去分詞"で作ります。

haberの活用(直説法現在)

過去分詞は基本"-ado"か"-ido"で作れます。
が、不規則がそこそこありました。これも念のため復習しておきます。

過去分詞の不規則変化


では本題。
用法についても、#31の例文を見ながら確認しましょう。

(1)完了:現時点までに終わっている出来事
Ya hemos terminado el trabajo.
私たちはもう仕事を終えた。

(2)経験:現在までに経験した出来事
¿Has estado alguna vez en Sevilla? -No, no he estado nunca.
今までにセビリアへ行ったことがある?-いや、一度もない。

(3)継続:現在まで継続している出来事
El señor López ha sido el responsable durante muchos años.
ロペス氏は長年にわたって責任者だった。

ここまではOK。英語の現在完了の3用法と全く同じです。
英語でも、中学か高校の頃に数直線を引いて完了形を理解したことがあったのではないでしょうか。
今回の冒頭で言った「現在とつながりがある、完了した出来事」という軸で見ても、それぞれ単純な過去だけでなく現在にもその状態が続いていることがわかりますね。

問題になるのは、次のパターンです。

(4)「現在を含む時間単位」内で起きた出来事
Hoy he ido al hospital.
私は今日病院へ行ってきた。
Esta semana ha llovido mucho.
今週は雨がたくさん降った。
Esta mañana ha habido un terremoto.
今朝地震があった。

これが難しいポイントですね。今日・今週など現在を含む時を表す副詞がつく場合は、「現在とつながりがある」扱いで現在完了となります。

日」は現在完了、「昨日」は点過去。
週」は現在完了、「先週」は点過去。
年」は現在完了、「去年」は点過去。

基本的にはこうなります。
確かに漢字にすると「」と入っていますね。ちょっと面白い。

そして、前回触れなかった発展的な内容をもうひとつ。

(5)現時点との心理的つながりが感じられる場合
Mi abuelo ha muerto hace tres años.
祖父は3年前に亡くなった。

こちらは見ての通りです。(4)と似ていますが、現在を含む時制かどうかは問いません。
その代わり、心理的「現在とつながりがある」扱いで現在完了としている、ということになります。

ということで、ここまでで点過去と完了形の違いをまとめると、

点過去:切り離された過去の出来事

現在完了:現在との繋がりがある出来事

という結論になります。

 

過去完了の復習

お次は過去完了です。まずは形から。
現在完了は"haber+過去分詞"でしたが、
過去完了は"haber線過去+過去分詞"です。

問題となるhaberの活用はこちら。

haberの活用(直説法線過去)

こちらも英語と同じく、時制の一致のために使われることが多いです。
似た状況の文章で、その立ち位置を見てみましょう。

(1) A las doce salí de casa.
私は12時に外出した。
◆過去のある時点の出来事=点過去

(2) A las doce todavía estaba en casa.
12時にはまだ家にいた。
◆過去のある時点の状態=線過去

(3) A las doce ya había salido de casa.
12時にはもう外出していた。
◆過去のある時点には既に起こっていた出来事=過去完了

使い方はこんなところです。
こちらも、数直線がイメージしやすそうですね。
今回は単体での使われ方を載せましたが、勿論副詞節がらみの文章も多いですので要復習。

 

作文パート

では、久々にやっていきましょう。
過去時制の使い分けに気をつけて。

1)君たちは今までに沖縄に行ったことがある?

1)' -うん、去年石垣島(la Isla de Ishigaki)に行った。

2)その時まで、私は一度も飛行機で旅行したことがなかった。

3)私がDanielと知り合った時、彼は18歳だった。

4)この子たちは2000年にはまだ生まれていなかった。

5)(私たちは)最初の日は中心街を散歩して、2日目にはビーチに行った。

 


以下正解

1)¿Habéis estado alguna vez en Okinawa?

1)' -Sí, fuimos a la Isla de Ishigaki el año pasado.

2)Hasta entonces no había viajado nunca en avión.

3)Cuando conocí a Daniel, tenía dieciocho años.

4)Estos niños todavía no habían nacido en 2000.

5)El primer día paseamos por el centro, y el segundo fuimos a la playa.

 

久々にやると難しいですね。ポイントしっかり振り返っていきましょう。

まずは、今回復習しなかった完了形のよくある表現について。
・「行ったことがある」は英語では"have been to"だが、スペイン語では"haber+estado"で表す。
・経験を聞く"ever"にあたる部分は"alguna vez"。
・経験のない"never"は"nunca"。
・"already", "yet"は、"ya", "todavía".

そのうえで時制について、
1):「までに」→現在を含む時間軸なので現在完了。
1)':去年完了した出来事→点過去。
2):過去のある時点までの経験→過去完了。
3):知り合ったのは点過去、その時の状態は線過去。
4):2000年(過去)時点までの出来事→過去完了。
5):両方点過去。

既出の完了時制だけでなく、5)については序数を扱った回も復習しておきましょう。

sawano-study.hatenablog.com

 

ということで、2回にわたって過去形・完了形を扱ってきました。
特に重要なのは、点過去vs線過去、点過去vs現在完了の違いでしょう。
今回は後者をまとめたわけですが、

を含む時間軸かどうか」

を最大の指標としてみていくと分かりやすいはずです!

では、大きな山を越えたところでまた次回に。