30歳リーマン、趣味で勉強する

まずはスペイン語、それから漢検

スペイン語#3 語尾を見て名詞のルールを学ぶ

サワノです。引き続きスペイン語を勉強します。今日から本格的に文法っぽい内容に入ります。

使用しているテキストのLeccíon 3 を見ますと、「名詞の性」「名詞の数」「主格人称代名詞」「動詞ser」と、結構盛りだくさんな内容となっていました。さすがに前後半に分けて、今回は名詞の性と数をまとめていきます。

(前の2回を踏まえると、この「レッスン」みたいな単語は「レクシオン」と読むことがわかりますね!)

 

名詞の性

さて、これはヨーロッパの言語あるあるだと思いますが、名詞に性別が存在します。男性名詞女性名詞というものです。ドイツ語には中性名詞もあるらしいですが、一旦は男・女の区分です。

語学学習には当然辞書が不可欠ですが、スペイン語は単語を覚える際に性別まで気にしないといけないんですね。

 

自然の性を持つ名詞

これは、そもそもその名詞が男性女性かハッキリしているものです。例えば”padre”(父)は男性名詞ですし、”madre”(母)は女性名詞”rey”(王)は男性で、”reina”(女王)は女性

また、名詞の形を変えることで男性・女性の区別ができるものもあります。”niño”は男の子で、”niña”は女の子”hermano”は兄弟”hermana”は姉妹。このように、「oで終われば男性aで終われば女性」というのが基本的な傾向です。

また、「先生」はスペイン語で”profesor”といいますが、女性の場合は後ろにaをつけて”profesora”といいます。”español”、”española”なども同様の関係性。

ちょっと厄介なのが、”estudiante”(生徒)、”pianista”(ピアニスト)など。このように男女同形のものもあるので、実際の登場人物や文脈などにも注意ですかね。pianistaなんかはaで終わっていて女性だと思ってしまいそう。あと、男女変化が特殊なものもあります。actor(俳優)actriz(女優)。まあ、出てきたらメモって覚えていきましょうか。

 

自然の性を持たない名詞

ではこっちは何かというと、性別がない名詞です。例えばさっき出てきた”padre”や”niño”、”actriz”なんかは、男性か女性かが自明なわけです。しかし、「[辞書]の性別は?[自由]の性別は?」とか言われても、ハァ?ってなります(CV:猫ミーム)。

実際に文章を書くときには、名詞の性別によって冠詞や形容詞の性別も変えないといけないので、どの単語が男女どっちかを把握しておかなくてはいけません。ここは例外もありますが、基本的には先ほど確認した傾向が使えます。

男性名詞:oで終わりがち

例:libro(本)、diccionario(辞書)、mundo(世界)

女性名詞:aで終わりがち&-dad,-tad,-ción,-siónで終わる

例:mesa(テーブル)、casa(家)、carta(手紙)

例:ciudad(都市)、libertad(自由)、estación(駅)

 

※ちょっとした例外

aで終わる男性名詞:día(日、day)、idioma(言語)、problema(問題)など

oで終わる女性名詞:mano(手)、foto(写真)、moto(バイク)など

但しfotoは”fotografía”、motoは”motocicleta”の短縮系であることを思い出せば女性名詞だと判断できる。

 

さて、一旦ここまでの確認のために、テキストの問題に沿って以下の名詞が男女どちらか判断していきましょう。

・mano(手):oで終わるが例外的に女性

・ejemplo(例):oで終わるので男性

・agua(水):aで終わるので女性

・canción(歌):ciónで終わるので女性

・rey(王):性を持つ名詞なので男性

こんなところですね。

 

名詞の数

さて、上の内容が理解できたらパパッと複数形の作り方を学びます。

基本的には英語と同様「sをつける」これでOKです。toothがteethになったりmouseがmiceになったりしません。

ただsの付け方だけ注意で、「母音で終わればsだけ付けるが、子音(y含む)で終わるならesを付ける」となります。例えば”rey”だったら”reys”にしそうなところですが、”reyes”にしないといけないということです。

また、英語だと「yはieに変えてsを付ける」みたいな手法がありますが、スペイン語で似たようなものが出てきそうなのは「zで終わるとき」くらい。

zとcが同じ子音なので、”lápiz”(鉛筆)→”lápices”というような変わり方をします。

また、英語にも「単複同形」という例外があると思いますが、スペイン語で単複同形になるのは「単数形がsで終わり、かつ最後の音節にアクセントがないもの」です。具体例として挙げられていたのは、”paraguas”(傘)。

 

さあ、では上に出てきた単語をそのまま複数形にしてしまおうか、と思ったところで…”canción”の複数形を作ったらどうなりそうか、想像できるでしょうか…?

 

アクセントの付け方注意!

さて、こちら前回後半の内容の応用です!「スペイン語はルールが論理的なので、アクセントのルールが変わりそうな場合はアクセント記号を使う!」ということ。

#2結びより 感動的な論理性のスペイン語アクセント

“canción”は見ての通り”ción”にアクセントが来ます。複数形にすると”canciónes”… いや、「sで終わる単語のアクセントは後ろから2つ目」なのでアクセント記号は不要!

つまり複数形は”canciones”となります。アクセントの位置が変わっていないしOK!

こういうのは無限に出てくるので、しっかりと自分もスペイン語のルールに乗っかりたいですね!自分で運用できてこそのルールです。

例:

joven(若者)→jóvenes

autobús(バス)→autobuses

examen(試験)→exámenes

 

さて、今回は名詞のまとめでした。

男性名詞:oで終わりがち

女性名詞:aで終わりがち&-dad,-tad,-ción,-siónで終わる

複数形はes・sを付ける&アクセントに注意

この辺りの基礎を押さえれば問題ないと思います。次回、いよいよ人称代名詞と動詞を学び、SVCの文章が作れるようになります。