サワノです。今回もスペイン語、やっていきます。
今日でSVCの文章が作れるはずですね。ということでLeccíon 3 後半、「主格人称代名詞」「動詞ser」についてまとめていきます。
主格人称代名詞
まずこれが何かっていうこと、ざっくり説明します。「主格」の「人称代名詞」、つまり人に使う代名詞のうち、主格=主語に使うものです。日本語では「私は」とか「彼は」とか。英語で言うと、I,you,he,we,theyとかその辺です。
スペイン語ではどうなるのかというと…こちら!
それぞれの女性形は、構成する全員が女性だった場合に使用します(1人でも男性が混ざっていれば男性形でOK)。
1,2人称は特に問題ないと思います。3人称がどうなっているか、という話ですが、
・él→彼、英語でいうhe
・ella→彼女、英語でいうshe
・usted→あなた、英語でいうyou
おや?2人称はtúでは?という疑問が今度は出てきます。
ということで、”tú”と”usted”の違いが大事になります。
tú/vosotros ・・・・家族や友人などの親しい間柄
usted/ustedes・・・心理的距離感のある間柄(知らない人や目上の人など)
つまり、日本語でいうタメ語と敬語みたいなものですね。túかustedかどっちを使うか、というところは本人との関係性が大事そう。テキストでは便宜的に、túは「君」、ustedは「あなた」という訳が与えられています。
ser動詞
さて、次に動詞の活用を学んでいきます。初登場の動詞は”ser”。これが原形なのですが、先ほどの主語の人称によって活用していきます。その形式はこちら。
さて、テキストに載っている例文も参考に、ser動詞の意味や活用の方法を見ていきます。
まず全体的な意味は「英語で言うbe動詞に近い」ということ!職業・身分を表したり、”de”を補うことで出身(モノなら所有者や材質)などを表せます。
Yo soy japonés. 私は日本人です。
Ellos son de México. 彼らはメキシコ出身です。
こんな感じ。
主格人称代名詞の省略
ここで、もう一つスペイン語の論理的な部分を。
例えば上の文章、Yo soy japonés.
よくよく考えると、“soy”を使えるのってyoだけですよね?そういうときは、yoを省いて良いのです!
Soy japonés. 私は日本人です。これでOK!
但し、esやsonなどは複数選択肢があるので特定のために主語を書きます。また、ustedは丁寧さを表すために省略しないそうです。加えて、yoなどであっても強調のために敢えて書く場合はあります。本文の例を抜粋。
Pilar y yo somos españoles. Pilar es de Madrid y yo soy de Granada.
ピラールと私はスペイン人です。ピラールはマドリード出身、私はグラナダ出身です。
さて、このLecciónからは作文問題も出てきますので、頑張って書いてみましょう。
1)彼女と私は姉妹です。
2)君は学生だよね?
3)彼らはスペイン人だ。
4)僕はバルセロナの出身です。
5)あなた方はお医者さんですよね?
※確認の文章は最後に¿verdad?を付ける
以下解答
1)Ella y yo somos hermanas.
2)Eres estudiante, ¿verdad?
3)Ellos son españoles.
4)Soy de Barcelona.
5)Ustedes son médicos, ¿verdad?
私は1)でhermanosと書いてしまって凡ミス。私個人は男性ですが、問題文の1人称は女性ですねこれ。姉妹ですと言っているので。問題文はしっかり読みましょう(戒め
本日はここまで。本格的に文法学習っぽくなってきましたね。楽しさと難しさの混在。今回はser動詞の活用と各人称代名詞を覚えておきましょう。特にtúとustedの違い。
次回は「冠詞」と「直説法現在」を学んでいきます。一般動詞の使い方も押さえていきましょう。こうなってくると、覚えるべき単語がかなり増えてきますね。