30歳リーマン、趣味で勉強する

まずはスペイン語と日本語検定、ゆくゆくは漢検も

スペイン語#12 直接目的語/101までの数詞

サワノです。ちょっとリアルでバタバタしており1週間くらい空いてしまいましたが、スペイン語やっていきます。

さて前回、不規則活用する動詞をまとめました。今回以降はこの知識も前提になるので、しっかりと復習しておきましょう。

sawano-study.hatenablog.com

その上で今回は「直接目的語」と「数詞」を学んでいきます。

 

直接目的語

そもそも「直接目的語」とは?というところから。

これは日本語で言うと「〜を」にあたるものです。esperar(待つ)、visitar(訪問する)などに付きます。

英語と同じく、直接目的語が必要な動詞は「他動詞」不要な動詞は「自動詞」です。例えば自動詞の例はtrabajar(働く)などですね。

「〜を」が絶対に必要か/「他動詞・自動詞」という言葉のイメージ、この2つで何となくはどの動詞がどちらかが感覚的にわかると思います。そうでない場合は辞書で要確認ですね。

さて、使い方を見てみましょう。

Espero el autobús.

Visitamos el Museo Picasso.

こんな感じで動詞の後ろに置かれます。

但し、直接目的語が特定の人間になる場合は…

Espero a mi marido.

Visitamos al profesor Torres.

前置詞"a"を補います。目的語が人間の時、注意ですね。

 

直接目的語人称代名詞

直接目的語が代名詞になる場合もあります。上の例だと「バスを待っている」ではなく「それを待っている」とか「君を待っている」となる場合ですね。

その際はこちらを使います。

直接目的語人称代名詞

先ほどのように代名詞を使わない目的語とは違う点は、この代名詞は動詞の直前に来ます。

Espero el autobús.

Te espero aquí.(ここで君を待つ)

そして、見ての通り人称・単複(+3人称の場合は性)によって使い分けを行います。

Nuestro hijo no nos ayuda.  息子は私たちを手伝わない。

¿Ayudáis a María? - Sí, la ayudamos. 君たちはマリアを手伝うの? -うん、手伝うよ。

¿Compras estos libros? - No, no los compro. これらの本を買うの? -買わない。

また、中性"lo"は話の内容などを表す際に使います。指示代名詞の中性形(estoなど)と似ていますね。

¿Es Pepe español? -No lo creo. ぺぺはスペイン人かな? -そうは思わない。

 

加えて、不定詞の目的語になる場合は代名詞を直後に繋げて置く」というルールもあります。・・・初見の概念が…

まず、スペイン語の「不定詞」は割と簡単なので、英語のようにこれ単体で巨大な単元になることはありません。しかも、「toを付ける」ということもなく、単純に動詞の原形を置いたら不定詞になります。

(英)It is easy to drive this car.

(西)Es fácil conducir este coche.

こんな感じですね。カンタン。そして、ここでいう"este coche"が直接目的語。では、これが不定詞になる場合とは…

(英)Thank you for calling me.

(西)Gracias por llamarme.

こんな感じで1単語にまとまってしまいます。ちょっと不思議ですね。

 

数詞

さて、ちょっと目線を切り替えて。実は第2回で20までの数字は学んでいるので、追加分になります。

スペイン語#2 アクセントの決め方が超論理的! - 30歳リーマン、趣味で勉強する

その時の0〜20まとめ

では前回の続きで、20台から。

21 veintiuno (veintiún, veintiuna)

22 veintidós    23 veintitrés

24 veinticuatro  25 veinticinco

26 veintiséis   27 veintisiete

28 veintiocho    29 veintinueve

ここまでは16〜19のルールと同じですね。アクセントの位置だけ注意(ここも#2参照)。ではここから10の倍数で。

30 treinta    40 cuarenta  50 cincuenta

60 sesenta  70 setenta    80 ochenta

90 noventa  100 cien / ciento

1桁の数字の原型が残っているので、30〜90までは分かりやすいと思います。60,70だけやたら形が似ていますが、seis, sieteを比較すると「tがあるのは7」。つまり70がsetentaです。

ちなみに、30以降は"treinta y uno","sesenta y cinco"のように、「10の倍数 y 1桁」という作り方なので覚えることは少なめ。

 

数詞に関する注意点

さて、最後に数にまつわるルールを学んで終わります。「そういうものか」と覚えることも必要なので、箇条書きで。

(1)unoを含む数字は"un(ún)"や"una"に変わる

→ veintiún minutos 21分

  veintiuna alumnas 21人の女生徒

  ochenta y un euros 81ユーロ

(2)足し算・引き算は"más"と"menos"を使う

→ Doce más once, veintitrés. (12+11=23)

  Veinte menos dos, dieciocho. (20-2=18)

(3)数詞の前に"unos(unas)"を付けると「約〜」

→ unas cien personas 約100名の人

(4)100の後ろに数が続く場合は"ciento"となる

→ cien yenes 100円

  ciento un perros 101匹の犬

 

作文パート

さて、こちらもいってみましょうか。

1)スペイン語のコースは9月(septiembre)に始まる。

2)君たちはどこで私を待っていてくれる?-ここで待っているよ。

3)誰がドアを閉めますか?-私が閉めます。

4)あなたは1日に(al día)何時間眠りますか?-8時間眠ります。

5)このネクタイ(corbata)はいくらですか?-21ユーロです。

 

 以下正解

1)El curso de español empieza en septiembre.

2)¿Dónde me esperáis? -Te esperamos aquí.

3)¿Quién cierra la puerta? -Yo la cierro.

4)¿Cuántas horas al día duerme usuted? -Duermo ocho horas.

5)¿Cuánto cuesta esta corbata? -Cuesta veintiún euros.

 

最後の2つミスりましたね。4)はcuántoを複数形にするまでは良かったが女性形にし忘れた。5)はcostarまでは辿り着いたが疑問詞が浮かばず、迷った結果cómoにしてしまった。深く考えすぎ。

 

今回は一旦こんなところ。「直接目的語」と100までの数字、学んできました。

特に目的語は今後も重要になるのでしっかり復習しましょう。直接があるということは間接もあるということですのでね。おそらく次の次あたりで触れます。