サワノです。今日もスペイン語、始めていきます。
さて、今日取り扱うのは「動詞の不規則活用」。テキストではLecciónを4回分使って様々なパターンを解説し、間に目的語や数詞などこまごまとした単元を挟んでいる構成でしたが、ここでは一旦まとめて全部出してしまおうと思います。
それでは、ボリューミーですが見ていきましょう。
動詞の不規則変化
不規則変化動詞にも、パターンがあります。それに沿って見ていきましょう。
まず最初に「語根母音変化動詞」。読んで字の如く、語根にあるeやoがちょっと変化する動詞ですね。
共通して覚えておきたいのは、1人称複数と2人称複数は特に変わらないということ!
ちなみに、同じ「始める・始まる」という意味のcomenzarとempezarを辞書で引きましたら「comenzarはempezarより少し固い表現」とのこと。あまり使い分けはないのかな?
続いて「1人称単数形だけ不規則な動詞」。見ての通りですね。
こちらもパターン通りであるうえに1人称単数の1コだけ覚えればいいのであまり苦労はなさそう。でもverとsaberはキモいと思う。
ちなみに、同じ「知る・知っている」という意味のconocerとsaberには明確に違いがある。conocerは見たり聞いたりして体験的に知っていること、saberは知識として知っていること。
さらに言うと、「知識として知っている」は「できる」とも言い換えられるので、ちょっと上に出てきたpoder(〜できる)とも競合する。ここの違いは、技能としてできるか・状況としてできるか。
¿Conoces a Ana? -No, no la conozco.
アナを知っている(≒会ったことがある)?-いや、知らない。
Sé nadar, pero hoy no puedo (nadar).
私は泳げるが、今日はダメだ。=泳ぎ方は知っているが、今日は泳げる状況ではない。風邪でも引いたかな?
最後にその他です。重要動詞に限って不規則なんですよね。パターンとしては、上段は今まで2つの合体版、下段は完全別枠です。一応、下段にはserやestarも該当しそう。
さて、今回はライトですがここまで。しかし、この#11には何度も戻ってくることになると思います。
次回以降、こまごまとした内容を学ぶと同時にこういった動詞を嫌でも使うことになりますので、その際にミスしないようにパターンを学んでおきましょう。
「語根母音変化」と「1人称単数形だけ変」と「例外」。
それでは。