30歳リーマン、趣味で勉強する

日本語検定→1級準認定 続いてスペイン語、ゆくゆくは漢検も

スペイン語#34 未来形の活用/未来の条件文

サワノです。スペイン語、やっていきます。

今回扱うのは「未来形」。
現在、点過去、線過去、現在完了、過去完了と学んできて、今回は未来の時制です。
英語のようにwillを付ければ解決…ということはなく、独自の活用がありますので見ていきましょう。


直説法未来形の活用

シンプルに結論こちら。

未来形の活用 不規則含む

まず活用は非常に分かりやすいですね。
[-é/-ás/-á/-emos/-éis/-án]という形が、不規則含めどの動詞でも共通です。
しかも、規則動詞は原型の後ろにこれらを付けるだけ。親切ですね。
不規則はいつものことなので、まあ覚えましょう。

poderがpodréponerがpondréとなるのが個人的にはややこしすぎた。似すぎている。

 

未来形の用法

(1)未来の状態・出来事
これは純粋にイメージしやすいですね。実は以前に学んだ"ir a 不定詞"でも表せる、未来の出来事です。
ここは英語の"be going to"と似ています。ただ、これは口語的である様子。

El año próximo estudiaré español en México.
来年私はメキシコでスペイン語を勉強するつもりだ。

¿Podrás venir a verme este fin de semana?
君は今週末私に会いに来られる?

Mañana no habrá clase.
明日は授業がないでしょう。

まあ使い方はご想像通りです。

ちなみに「先月」を"el mes pasado"と言ったのに対し、「来月」は
el mes próximo
el próximo mes
el mes que viene
このように言うみたいです。

加えて"algún día"で「いつか」。
英語に分割すると"some day"なので実はそのまま。面白い。
"un día de estos"で「近いうちに」というのもあります。


(2)現在の状態の推量

これも英語のwillっぽいですね。

¿Dónde está el profesor? -Estará en su despacho.
先生はどこにいらっしゃいますか? -研究室でしょう。

¿De dónde es Teresa? -No sé. Será de algún país sudamericano.
テレサはどこ出身? -分からない。南米のどこかの国でしょう。

¡Mamá, llaman a la puerta! -¿Quién será a estas horas?
ママ、誰かがノックしているよ! -こんな時間に誰だろう。

※推量になるのはser, estarのような動詞だけで、「動き」を表す他の動詞は未来形にしても未来の動作を表すことしかできない。
つまり、これらを推量にしたい場合はestarを追加する=未来進行形にすることになります。

Mi hija estudiará en la biblioteca.
娘は図書館で勉強するだろう。
(未来の状態・動作)

Mi hija estará estudiando en la biblioteca.
娘は図書館で勉強しているだろう。
(現在の状態の推量)



(3)主に2人称の相手に対する命令
それ以外の命令形はだいぶ後に。

Quiero pedirte un favor. -Tú me dirás.
お願いがあるんだけど。 -言ってみて。

Me esperarás aquí. -Sí, mamá.
ここで待っていて。 -はい、ママ。

 

現実的条件文

さて、未来形を学ぶと書けるのが「条件文」ですね。
今回は「実現可能性のあるもの」だけです。英語の仮定法もそうですが、実現しないものになった途端に面倒臭くなるので。

今までに条件としては"si"をよく使っていたので、接続詞にも迷うことはない。実際の文章を見ていきましょう。

Si coges este tren, llegarás a tiempo a clase.
この電車に乗ると、授業に間に合うよ。

¿Qué dirá mi padre si se entera de esto?
父がこのことを知ったら何と言うだろう?

Si tengo suerte, podré estudiar en España.
運が良ければ私はスペイン留学できる。

※siの条件節には未来形は来ず、代わりに現在形が来るので注意。

 

ということで、今回は未来形を扱いました。
英語と違って活用形は存在しますが、用法は英語とほぼ一緒ですね。一番難しいのは未来を表す表現かも。
次回、また少し細かいイディオムを扱って、作文やっていきます。活用形だけもれなく覚えておきましょう。