サワノです。スペイン語、やっていきます。
さて、今回はハイレベルへの導入ということで「接続法」の序盤を見ていきます。
実は、これでテキストの"Nivel Ⅰ"が終了、次から"Nivel Ⅱ"に入ることになります。
今まで現在・過去・未来など活用していた「直説法」に加えて、「接続法」という活用体系を学ぶことになるため、今回はその導入の項です。
接続法の活用
まず活用はこちら。
なんかおかしなことになってますね!
これ、-ar動詞と-ir/-er動詞の活用が入れ替わっています。
これに起因して、今までになかった綴りの注意も生まれます。
buscar→busque、llegar→llegue、coger→coja、などです。
元々の子音だと発音が変わってしまうからですね。
接続法の基本用法
(1)主節に「疑い・否定」の意味が含まれる場合
Julio habla japonés.(直説法)
フリオは日本語を話す。
Creo que Julio habla japonés.(直説法)
フリオは日本語を話すと思う。
No creo que Julio hable japonés.(接続法)
フリオが日本語を話せるとは思わない。
(2)願望・要求
Quiero que me llames esta noche.
君に今夜電話してほしい。
→上の2つを見てまとめられることとしては、
直説法:事実をありのまま述べる
接続法:事実かどうかには触れない
大まかにこういうことになりそうです。
(1)なんかは勿論そうですし、(2)も実際に電話があるかどうかはこの時点では不明ですからね。
…さて、この(2)みたいなことができると、今までに作っていなかった構文が作れるようになるのですが…
命令形
実際に履行されるかどうかは別として命令する、という文は作れるようになりそうですね。ということで形はこちら。
(1)túに対する肯定命令
→直説法3人称単数と同じ形。
Habla despacio.
ゆっくり話しなさい。
Come más.
もっと食べなさい。
Corre, que se va el tren.
急いで、電車が来るから。
★túに対する命令の不規則形
decir → di hacer → haz
poner → pon salir → sal
tener → ten venir → ven
ir → ve ser → sé
Pepito, ven aquí.
ペピート、ここへ来なさい。
→直説法で不規則変化しまくる動詞ですね。結構今まで不規則変化していた際の語根がそのまま命令になっている感じもあります。
(2)vosotrosに対する肯定命令
→不定詞のrをdに変えた形。
Comed aquí.
ここで食べて。
Tomad cerveza.
ビールを飲んで。
※不規則変化なし。
※スペインの話し言葉では、不定詞と同じ形を使うこともあるらしい。
(3)その他に対する肯定命令
→接続法現在。
Suban.
乗ってください。
Gire usted a la derecha en la segunda esquina.
2つ目の角を右に曲がってください。
Hablemos de nuestro viaje.
私たちの旅行について話そう。
(=Vamos a hablar de ...)
(4)肯定命令形と目的語人称代名詞
→動詞の末尾。アクセント注意。
Pásame la sal.
塩を私に回して。
Pregúntaselo.
彼にそれを聞いて。
こんな感じですね。う〜ん覚えることがまだまだありそう。
この辺りは次から始まるハイレベルになって、いろいろ復習もしながら見ていきたいところ。
一旦これで基礎レベルは終えたので、ここまでの作文パートの復習もしてから次にいきましょうかね。