サワノです。前回に引き続き日本語検定の復習、やっていきます。
日本語検定の賞状とカルテが届いた - 30歳リーマン、趣味で勉強する
前回2級の復習をしたので、今回は1級の誤答復習をします。
ただ、一番ミスが多かった敬語に関しては誤答選択肢含めて総合的な判断が必要で問題作成がなかなか難しいので、語彙系を中心に見ていくことにします。
1級の誤答
- 彼女は目鼻が利いて何でも器用にこなす。(1文字の変換ミスを訂正する)
- ( )あの場で余計なことを言ったばかりに、事態を紛糾させてしまった。
- ( )才能を持ちながら、夭折した画家は少なくない。
【2,3の選択肢:あたら/とみに/すべからく/なまじ】 - 妹は私の再婚に反対のような口吻だった/「くれぐれも」と言うのが課長の口吻だ/捕まった男は口吻泡を飛ばして無実を訴えた(正しい用法を選ぶ)
- 何を言っても耳を貸さない頑是ない父/頑是ない子供といってもこのくらいのことは分かるはずだ/常識にとらわれない頑是ない発想(正しい用法を選ぶ)
- 首相も、ここをやり過ごせば( )とは考えていないだろうが、国民の不信は増す一方だ。
【選択肢:暑さ寒さも彼岸まで/去る者は日々に疎し/人の噂も七十五日/コップの中の嵐】 - 友だちと無責任にプレーについてあれこれ論いつつスポーツ観戦するのが楽しい。(ミスがあるかないか判断する)
- 長く剣道をやっているが、丁々発指のやりとりが魅力だと思う。(ミスがあるかないか判断する)
- あの選手のひとつひとつのプレーが、普く子供に良い影響を与えていると思う。(ミスがあるかないか判断する)
- 名人戦七番勝負で、名人は二勝三敗で角番に追い込まれている。(読みを記す)
- あの高僧は和◯同塵で仏陀の再来のような人だ/名君はみな和◯同塵を心がけて政を行っていたものだ(◯に漢字一字を補い適切な用法を選ぶ)
- のんびり歩いて静かに風声◯唳を楽しんでいたい/引ったくりにあってしばらくは、夜一人で歩くとき風声◯唳になっていた(◯に漢字一字を補い適切な用法を選ぶ)
解答
- 目端が利いて
→状況を的確に捉えて対処する能力。 - なまじ
→状況をよく考えずに何かをして、かえって悪い結果を招く様子。 - あたら
→折角の才能を活かしきらずに終わってしまうのは惜しいという気持ち。 - 1番目
→口ぶり、物の言い方のこと2番目は口癖、3番目は口角と言えそう。 - 2番目
→子供のまだ幼く聞き分けのない様子。 - 人の噂も七十五日
→時間が経てばいずれ忘れられるだろう、という意味。「暑さ寒さも彼岸まで」にそのようなニュアンスはない。 - ミスなし
→論う(あげつらう) - ミスあり
→丁々発止(刀などで激しく音を立てて打ち合うさま/激しく議論し合うさま) - ミスなし
→普く(あまねく) - かどばん
→そこで勝てないと負けが決定する試合のこと。 - 和光同塵・1番目
→知恵の光を和らげ、塵=俗世間に交じること。才能や徳を表に出さず、俗世間に住まうこと。 - 風声鶴唳・2番目
→敗れた兵が風の音や鶴の鳴き声をも敵の襲来かと思って恐れた故事から、怖気ついた人が、ちょっとしたことにびくびくすること。
以上です!本当は敬語が一番ミス多かったので修正しないとなんですがね…
見れば見るほど、「この中のどれか1つでも正解だったら1級合格だったのかぁ」という感覚。いやいけたやん…
と思うんですけど、結局当てずっぽうで当てているのもあるのでトントンなんですね。結局は実力が足りなかったということなのです。
ということで、仕事等との兼ね合いですがリベンジ目指します。