30歳リーマン、趣味で勉強する

日本語検定→1級準認定 続いてスペイン語、ゆくゆくは漢検も

日本語#5 10個の品詞一覧&名詞の用法(feat.難読漢字)

サワノです。久々に日本語やっていきます。

前回までで敬語について一通り学んでいきました。今回からは文法を少しずつ見ていきます。

sawano-study.hatenablog.com

【この記事の構成】

品詞について

まず前提、単語は自立語か付属語か活用するかしないか、などといったものにより分けられます。いろいろ学説もあるようですが、ここでは10個の品詞に分類されています。

名詞   動詞

形容詞  形容動詞

副詞   連体詞

接続詞  感動詞

助動詞  助詞

 

名詞

今回は名詞について少し掘り下げます。
自立語で、活用せず、主語になれます。体言とも呼ばれますね。
名詞の種類は以下。

・固有名詞・・・人名、地名など。
 →北海道、スペイン、サワノ、など。
・普通名詞・・・事物の一般的な名称。
 →机、空、野球、など。
・代名詞・・・・・事物を指し示す語。人称代名詞と指示代名詞がある。
 →ここ、それ、あなた、など。
・数詞・・・・・・・数量や順序を表す。
 →1本、2人、3キロ、など。

他にも、「形式名詞」を別で分けることもある様子。「こと」「もの」「ため」「はず」など。

また、指示代名詞はいわゆる「こそあど言葉」と言われるもの。小学生の頃に聞いた覚えがありますね。
これ、それ、あれ、どれ、というやつです。

但し、こそあど言葉は何でも指示代名詞であるわけではない。
「この」は名詞を修飾するので連体詞
「こんな」は「こんな(だ)」なので形容動詞
「こう」は用言を修飾するので副詞

 

まあ、ある程度知ってはいることがやはり多く、それを言語化してくれている感じですね。
最後に、名詞のところにあった例題を見てみましょう。

 

名詞の例題

私の考え…

①こと ②こと ③もの ④もの ⑤もの
⑥こと ⑦もの ⑧もの ⑨こと ⑩もの

まあ合ってはいましたね。

「私としたことが」「〜することだ(勧告)」「〜するものだ(習慣)」「ことここに至っては(変更不可)」「物は相談」
この辺はけっこう慣用的に使っているような感覚がありますね。

⑤は「能力」自体は抽象的だが、経験を通して存在が確かめられるときは「もの」となる、とのこと。

⑨は行為そのものを表すので「こと」。

⑩は「病気」が実質的な存在として「もの」に属するとのこと。

これはつまり、こっから読み取ると「実質的な存在はもの、抽象的なものはこと」と言えそう。

 

 

…そんなことはどうでも良くてですね(どうでも良くはない)
⑨なんかおかしくないですかね?

ホウ / なげる・なげうつ・ほうる

1級配当じゃねえか。なんて漢字を当たり前のように出してくれてんだ。

ちなみに、他に「なげうつ」と読むのは「」。
トウテキのテキですね。乾坤一擲、なんてのもある。
2つ合わせて「抛擲(ホウテキ)」という熟語も。両方1級。

漢字ペディアを見ると、「放棄」「放物線」あたりは「抛棄」「抛物線」とも書くようですね。あとは「抛銀(なげがね)」。うーん読めない。

追加で、「擲果満車(テキカマンシャ)」という四字熟語。容姿の美しい者、特に美少年のことらしい。なんで?

 

ということで、品詞とは関係ないところで難読漢字が出てくる回でした。次回は動詞かな。
それでは。