サワノです。久々に日本語やっていきます。
前回までで敬語について一通り学んでいきました。今回からは文法を少しずつ見ていきます。
品詞について
まず前提、単語は自立語か付属語か、活用するかしないか、などといったものにより分けられます。いろいろ学説もあるようですが、ここでは10個の品詞に分類されています。
名詞 動詞
形容詞 形容動詞
副詞 連体詞
接続詞 感動詞
助動詞 助詞
名詞
今回は名詞について少し掘り下げます。
自立語で、活用せず、主語になれます。体言とも呼ばれますね。
名詞の種類は以下。
・固有名詞・・・人名、地名など。
→北海道、スペイン、サワノ、など。
・普通名詞・・・事物の一般的な名称。
→机、空、野球、など。
・代名詞・・・・・事物を指し示す語。人称代名詞と指示代名詞がある。
→ここ、それ、あなた、など。
・数詞・・・・・・・数量や順序を表す。
→1本、2人、3キロ、など。
他にも、「形式名詞」を別で分けることもある様子。「こと」「もの」「ため」「はず」など。
また、指示代名詞はいわゆる「こそあど言葉」と言われるもの。小学生の頃に聞いた覚えがありますね。
これ、それ、あれ、どれ、というやつです。
但し、こそあど言葉は何でも指示代名詞であるわけではない。
「この」は名詞を修飾するので連体詞
「こんな」は「こんな(だ)」なので形容動詞
「こう」は用言を修飾するので副詞
まあ、ある程度知ってはいることがやはり多く、それを言語化してくれている感じですね。
最後に、名詞のところにあった例題を見てみましょう。
名詞の例題
私の考え…
①こと ②こと ③もの ④もの ⑤もの
⑥こと ⑦もの ⑧もの ⑨こと ⑩もの
まあ合ってはいましたね。
「私としたことが」「〜することだ(勧告)」「〜するものだ(習慣)」「ことここに至っては(変更不可)」「物は相談」
この辺はけっこう慣用的に使っているような感覚がありますね。
⑤は「能力」自体は抽象的だが、経験を通して存在が確かめられるときは「もの」となる、とのこと。
⑨は行為そのものを表すので「こと」。
⑩は「病気」が実質的な存在として「もの」に属するとのこと。
これはつまり、こっから読み取ると「実質的な存在はもの、抽象的なものはこと」と言えそう。
…そんなことはどうでも良くてですね(どうでも良くはない)
⑨なんかおかしくないですかね?
1級配当じゃねえか。なんて漢字を当たり前のように出してくれてんだ。
ちなみに、他に「なげうつ」と読むのは「擲」。
トウテキのテキですね。乾坤一擲、なんてのもある。
2つ合わせて「抛擲(ホウテキ)」という熟語も。両方1級。
漢字ペディアを見ると、「放棄」「放物線」あたりは「抛棄」「抛物線」とも書くようですね。あとは「抛銀(なげがね)」。うーん読めない。
追加で、「擲果満車(テキカマンシャ)」という四字熟語。容姿の美しい者、特に美少年のことらしい。なんで?
ということで、品詞とは関係ないところで難読漢字が出てくる回でした。次回は動詞かな。
それでは。