サワノです。今日も日本語、やっていきます。
今回も引き続き日本語の品詞について。活用もあるし述語になる、という意味で重要となる形容詞・形容動詞について見ていきましょう。
形容詞と形容動詞は、いずれも事物の性質や状態を表し、述語になれるものです。
形容詞
自立語で、活用があり、言い切りが「い」で終わるものです。
活用は、これも中学で学びましたが、動詞ほどメジャーではなかったかも。
ということで、今回は活用も見ていきましょう。
たとえば「青い」という形容詞を考えたときの活用は、
未然/連用/終止/連体/仮定 の順に
かろ/かっ・く/い/い/けれ
(青かろう/青かった・青く/青い。/青い(もの)/青ければ)
となります。
命令形はありません。
また、連用形は後ろに「ございます」が付くときなど「青う」となることも。
私はまるごと「かろかっくいいけれ」って覚えていましたね。
続いて、形容詞のこまごまとした注意点について。
・「ない」も形容詞。「時間がない」など。
これが「ぬ」と言い換えられる場合は
助動詞なので注意(後日)。
・前回の補助動詞のように、「補助形容詞」というものもある。
「手伝ってほしい」「悲しくない」など。
※校閲観点で言うと、これも基本漢字にしてはいけないですね。
前回→日本語#6 ら抜き言葉・れ足す言葉・さ入れ言葉 - 30歳リーマン、趣味で勉強する
形容動詞
自立語で、活用があり、言い切りが「だ・です」で終わるものです。
こちらも活用を見ていきましょうか。
未然/連用/終止/連体/仮定 の順に
だろ/だっ・で・に/だ/な/なら
(静かだろう/静かだった・静かで(ある)・静かに/静かだ。/静かな(場所)/静かならば)
こちらにも命令形はないです。
ということで、こちらが形容詞・形容動詞のまとめ。ちょっとボリューム少ないですが、似ている品詞ふたつを取り扱いたかったのでここまで。
活用の仕方について、普段特に考えて使っていないと思うので、しっかり覚えておきましょう。
こういった知識って、結局問題が出たり、実践になったりした時に使えないと無意味ですからね。
次回で自立語は終わるかなと。残りは連体詞・副詞・感動詞・接続詞ですね。ほぼ書き切っているのですぐ完成させてしまいましょ。