30歳リーマン、趣味で勉強する

日本語検定→1級準認定 続いてスペイン語、ゆくゆくは漢検も

日本語#16 読めるけど書けない字が多い

サワノです。日本語学習、やっていきます。
今回も語彙学習の続き。特に漢字に関わる部分とのことで、いろいろ見ていきます。

※全部まとめて思ったこと
漢字の知識は漢字ぺディア準拠。
訓読みというより「字義」っぽいものも多いので、悪しからず。

 

隘路(あいろ)
狭い道、難関。
「隘」は1級配当で、訓読みは「せま-い・けわ-しい・いや-しい・ふさ-がる」。また、ふさがる意味の場合には「ヤク」という音読みに。

軋轢(あつれき)
仲が上手くいかないこと、不和。
「軋」は1級配当、「きし-む・きし-る」と訓読。
「轢」も1級配当、「ひ-く・きし-る・ふみにじ-る」。車に轢かれる、などで見たことはありますが実は1級。

衣鉢(いはつ)
その道の奥義。

嚥下(えんげ)
飲み下すこと。
「嚥」は1級。訓読みは「の-む・のど」

怨嗟(えんさ)
恨み嘆くこと。
「嗟」が1級。「咄嗟」でも見ますね。
訓読みは「ああ・なげ-く」。
ちなみに「嗟来の食」は「サライのシ」と読み、無礼な態度で出される食事のことらしい。

邂逅(かいこう)
思いがけず出会うこと。
「邂」「逅」ともに1級で、「あ-う」と訓読みする。
漢字ぺディア見ると、両方とも熟語がこれ1つしか載っていなかった。

晦渋(かいじゅう)
言葉や文章が難しくわかりにくいこと。
「晦」が準1級。訓読みは「みそか・つごもり・くら-い・くら-ます」。
「大晦日」で見ますね。

角逐(かくちく)
競い合うこと。

官衙(かんが)
役所のこと。
「衙」がもちろん1級。「つかさ・まい-る」が訓読み。
両方の字が似たような意味っぽいですね。

諫言(かんげん)
目上の人に対する忠告。
「諫」は前回「いさめる」として出てきていますが、実は準1級でした。

喊声(かんせい)
突撃する時の叫び声。
類語は「鬨の声」、「鯨波」。
「喊」が1級で「さけ-ぶ」と訓読。
同じく1級の字と合わせて「吶喊」と書くと、「とっかん」と読み、これも叫びをあげることを指す。
ちなみに「吶る」で「どもる」と読む。

屹立(きつりつ)
そびえ立つこと。
「屹」が1級で「そばだ-つ」と読む。

矜持(きょうじ)
自信と誇り、プライド。
「矜」は1級。訓読みは「あわ-れむ・つつし-む・ほこ-る・やもお」。
音読みは基本的に「キョウ」だが、「キン」と読む時は矛の柄のこと、「カン」と読むと妻のない男のことを指すらしい。

禁裏(きんり)
宮中のこと。

圭角(けいかく)
言動などにかどがあること。

懸隔(けんかく)
かけ離れていること。

嚆矢(こうし)
はじめ、最初。
「嚆」が1級、「さけ-ぶ」と訓読み。
また「嚆矢濫觴」という四字熟語があり、これも物事のはじまりを指す。
コウシランショウ、と読む。「觴」はさかずきと訓読みする。

巷説(こうせつ)
世間でのうわさ。
「巷」は準1級。フォントの都合で下が「巳」に見えるが、「己」が正しい様子。「巳」は省略形らしい。
訓読みはもちろん「ちまた」。

固陋(ころう)
頑固なこと。
「陋」が1級、「せま-い・いや-しい」と読む。

猜疑(さいぎ)
疑うこと。
「猜疑心」などでもよく見ますが、「猜」は1級、
訓読みは「そね-む・ねた-む・うたが-う」

雑駁(ざっぱく)
まとまりのない様子。
「駁」は準1級で、訓読みは「ま-じる・なじ-る・まだら・ぶち」。
「反駁」が一番日常的でしょうか。

蹉跌(さてつ)
失敗、挫折。
「蹉」は1級、「つまず-く」と読む。
「跌」も1級、「つまず-く・あやま-つ」と読む。

左党・右党
左党が酒好き。
右党が酒が飲めない甘いもの好き。
サトウは甘いのに逆なんですね。

讒言(ざんげん)
他人を陥れるための、事実ではない告げ口。

やばい字。パーツにも見覚えがない。1級。

この字は「そし-る・よこしま」と訓読みする。

忸怩(じくじ)
内心恥ずかしく思う様子。「忸怩たる」という形で使うことが多い。
「忸」は「は-じる、な-れる」
「怩」も「は-じる」と訓読み。ともに1級。

桎梏(しっこく)
自由を奪うもの。束縛。
「桎」の訓読みは「あしかせ」、
「梏」は「しば-る・みだ-す・てかせ」。
つまり桎梏は対義語どうしを組み合わせた熟語ということになる。そんなこと分かるか。
もちろん両方1級。

驟雨(しゅうう)
にわか雨、夕立。
驟は1級、訓読みは「はし-る・はや-い・にわ-か・しばしば」。

須臾(しゅゆ)
ほんの短い間。
「臾」が1級、これで部首が臼らしい。いやいや人が突き抜けて壊れてるじゃん…
訓読みは「ひきと-める、しばら-く」。

馴致(じゅんち)
慣れさせること。
「馴」が準1級、訓読みは「な-れる・な-らす・よ-い・おし-え」。
日常だと「馴れ初め」で見る漢字ですね。
ちなみに「馴鹿」をトナカイと読む。

捷径(しょうけい)
近道。
敏捷+小径で意味はすごく想像しやすい。そして「捷」は準1級。
訓読みは「か-つ・はや-い」。

上梓(じょうし)
書物を出版すること。
「梓」は準1級、「あずさ」のほかに「はんぎ」という訓読みも。

憔悴(しょうすい)
病気や心労でやつれること。
「憔」の訓読みは「やつ-れる」
「悴」は「かじか-む・やつ-れる」。
ともに1級。

焦眉(しょうび)
事態が差し迫っていること。

従容(しょうよう)
落ち着いた態度。

呻吟(しんぎん)
うめくこと。
「呻」は1級の漢字で「うな-る・うめ-く」と読む。

斟酌(しんしゃく)
事情や心情をくみ取ること。
「斟」が1級、「く-む・おしはか-る」と訓読み。

碩学(せきがく)
学問が広く深いこと。
「碩」は準1級、「おお-きい」と読む。

寂寞(せきばく)
もの寂しいさま。
「寞」は1級、「さび-しい・しず-か」と読む。

齟齬(そご)
食い違いのこと。
「齟」が「か-む・くいちが-う」
「齬」も「くいちが-う」と読む。
双方1級。

咀嚼(そしゃく)
食物を噛み砕くこと、物事をよく考え理解すること。
「咀」が「か-む・あじ-わう」
「嚼」も「か-む」と読む。
双方1級。

知己(ちき)
自分をよく知っている人。

逐電(ちくでん)
逃げること。

蟄居(ちっきょ)
家の中にこもること。
「蟄」が1級、「かく-れる・とじこ-もる」と訓読み。送り仮名の違和感がすごい。

顚末(てんまつ)
物事のはじめから終わりまでの経緯。
「顚」が準1、「顛」は異体字
訓読みは「いただき・たお-れる・くつがえ-る」。

陶冶(とうや)
才能などを育て上げること。

訥弁(とつべん)
話が下手なこと。対義語は能弁。
「訥」は1級、上で出てきた「吶」と似ている。「ども-る」とも読む。
口数が少なく飾り気の少ない「朴訥」が最も日常的か。
「訥言敏行」というと、「徳のある人は、口は重くても、実行は機敏でありたいと望むものだということ」らしい。論語より。

捏造(ねつぞう)
でっちあげ。何なら「捏ち上げる」とも書く。
そんな「捏」は1級。訓読みは「こ-ねる・つく-ねる」。

播種(はしゅ)
種を蒔くこと。
「播」が準1級で、訓読みは「ま-く・し-く」。
「伝播」とか「播磨国」とかで見たことはある。

畢竟(ひっきょう)
=結局。
「畢」が準1級、訓読みは「お-わる・ことごと-く」。
「竟」は1級、訓読みは「お-わる・きわ-める・つ-きる・つい-に・さかい・わた-る」。なんか、似た漢字の意味をまるまる背負わされていそう。昔の誤用なんかもあるのかな。

瀰漫(びまん)
風潮などが蔓延すること。
「瀰」は見てわかる1級漢字。
訓読みは「はびこ-る・ひろ-い」。

謬見(びゅうけん)
誤った見解のこと。
「誤謬」という熟語があるように、「謬」の訓読みに「あやま-る」というのがあるので、この字にそういった意味合いがある。準1級。

披瀝(ひれき)
考えを打ち明けること。

1級。木じゃなくて禾じゃねえか。

訓読みは「したた-る・しずく・そそ-ぐ。」

尾籠(びろう)
きたないこと。

風靡(ふうび)
多くのものを従わせること。
「一世を風靡する」といいますね。

1級。木じゃなくてホじゃねえか。

訓読みは「なび-く・なび-かす・おご-る・ただ-れる」。

敷衍(ふえん)
押し広げること。
脱字の反対、「衍字」の衍ですね。1級。
訓読みは「はびこ-る・あふ-れる・し-く・ひろ-がる・あま-り・ひろ-い・おお-きい」。盛りだくさんすぎるでしょ。

劈頭(へきとう)
物事の最初。
「劈開面」の劈ですね。1級。
訓読みは「さ-く・つんざ-く」。

瞥見(べっけん)
ちらっと見ること。
「一瞥する」と似ていますね。
瞥は準1級、「み-る」と読む。

偏倚(へんい)
かたより。
「倚」は1級、「よ-る・たの-む」と読む。

偏頗(へんぱ)
考えが偏っていて不公平なこと。
この字は「頗る」という訓読みの方がよく使いますね。
「すこぶ-る」の他に「かたよ-る」とも読むらしい。

咆哮(ほうこう)
吠えること。
ともに「ほ-える」と読み、哮は「たけ-る」とも読む。
1級。

幇助(ほうじょ)
手助けすること。

1級。おや…?こんな形だったか…?

実は「幇」は異体字らしい。
訓読みは「たす-ける・なかま」。
ちなみに「幇間」で「たいこもち」と読むらしい。

朴訥(ぼくとつ)
飾り気がなく素朴な様子。
(訥弁のところで出しちゃった)

妙諦(みょうてい)
心理・本質
馬手・弓手(めて・ゆんで)
馬手は馬の手綱を引く手、つまり右手。
弓手は弓を持つ手、左手。
読みで変換したら予測で「右手・左手」も出る。すごい。

揶揄(やゆ)
からかうこと。
「揶」は「からか-う」と訓読み。
「揄」に訓読みはない。
ともに1級。

夭折(ようせつ)
死ぬこと。
「夭」は「わか-い・うつく-しい・わかじに・わざわ-い」と訓読。
だからこの4画にいろんなもの背負わせすぎだって。
ついでになんで1級やねん。

陵駕(りょうが)
他を上回ること。
駕」とも書くがみささぎでもよい。
「駕」が準1級。訓読みは「の-る・のりもの・しの-ぐ」。
のりもの…

領袖(りょうしゅう)
集団の長。

吝嗇(りんしょく)
けち。
「吝」は「お-しむ・しわ-い・やぶさ-か・けち」
「嗇」は「お-しむ・やぶさ-か・とりい-れ」
それぞれこれらの訓読みがあり、1級。

老獪(ろうかい)
経験を積んで悪賢いこと。
「獪」に「わるがしこ-い」という訓読みを当てるらしい。そんなバカな。1級。

 

ということで、一旦まとめでした。
う〜ん量が多い!しかも調べることも多い!
知識は相当ついていくんですが、さすがに時間かかりすぎる…
ちょっとこの辺の知識は、今後例題ベースでやっていかないと時間が足りないかもしれません。ただ、折角まとめた分は覚える努力をしましょう。