30歳リーマン、趣味で勉強する

日本語検定→1級準認定 続いてスペイン語、ゆくゆくは漢検も

日本語#22 聞いたこともなかった言葉と漢字

サワノです。日本語学習、やっていきます。
前回は、「日常で使うし聞いたことのあるもの」の漢字の書き方をまとめていきました。
それと反対に今回は「使ったこともないし聞いたこともない、漢字もほぼ見たことない」という理不尽なものを見ていきます。
書けるものがある方は是非マウント取ってください。

・まだ人道的だった前回
日本語#21 日常で使うことばの漢字テスト - 30歳リーマン、趣味で勉強する

 

第1セット

実は前回とのカブリもありますが気にせず。
「特に経文」とか「水路」とか、今日は大体こんなテンションです。限定的なものが多い。

解答はこちら。

繹=えき、誦=じゅ、など直感的でない読みもあります。

あと、キメラが本当に多いですね。見たことあるんだけど組み合わせようと思ったことのないものがたくさんあります。
以下のものなど、ところどころ旧字体っぽいものも入ってくるのでしんどいです。

 爛 

 

第2セット

四字熟語もございます。全部が未知の漢字ではないのですが…

「妻の姻戚関係で結成された勢力」とか「手紙の謙譲表現」とか、いいですよね。絶対に「日常」って名乗ってはいけない感じで。

解答はこちら。

諧謔」っていう漢字の見た目、絶対マイナスの意味だと思ったんですがそうでもないんですね。
「逍遥」という熟語がある。坪内逍遥の由来はコレなんでしょうかね。

そして、今回も読み方や組み合わせに違和感のあるキメラがおります。独断と偏見で以下抜粋。

 

晦 

 

第3セット

ことわざもありますが、そういうものだと思ってください。

「雪が積もって張り出したもの」、「仏事」など、ほぼ固有名詞なのではないかというレベルで具体性の高すぎるものが出てきています。

解答はこちら。

ことわざという体でなんとかなっていますが、「栴檀」も普通に木の固有名詞です。

「浚渫」「截然」「敵愾心」「奢侈」などは、読みを出されても難しそうですね。部首外の音読みっぽく読もうとしても当たりそうにない面々です。

キメラのレベルも心なしか上がっている気がします(無作為の並べ替えなので偶然です)。

灌 漑 謐  

諛 慫 慂

 

第4セット

二十四節気のひとつ」「空想上の鳥」が出てきてしまいました。もう固有名詞です。

解答はこちら。

「謫」が2回出てきていますが、これ単体で遠くに飛ばされるという意味がありそうです。
「穽」、すごいですね。漢字を見れば「落とし穴なんだろうな」というのがイメージできます。そのまんまの字。
「馥郁」と「膂力」は理不尽極まっているなという感想です。「馥」は見たことないし「郁」は人名でしか見ないし「膂」とか雑に漢字作るくらいなら「腕力」でいいじゃんという感想です。

 矍 鑠 澹 

輻 輳 馥  膂

矢 濫

 

以上、4セットに分けて今回は88問に取り組んできました。
これをやっていて、Macの優秀さに気づきました。こんな聞いたことのない語でも、予測変換時に出てくる辞書ツールで意味が表示されます。幅が広い。

さて、これで日本語検定のテキストに出てくるものは語彙含めてさらい切ったことになります。
勿論検定の結果が出てからではありますが、次は漢検の問題集などを使って語彙力を増やしていくのもアリだなぁと考えています。

ま、今回テストを自分で作ってしまったので、折に触れて復習していきましょう。
それでは、空想上の鳥「迦陵頻伽」をチェックしつつお別れです。

Wikipediaパブリックドメインのものがありました。半人半鳥なんですね。